母と娘

以前から気になっていたので、昨日購入し、一日で読んでしまいました。
地元である滋賀で起こった事件、医学部受験をする一人娘・・・など我が家と共通点あり、一気に読んでしまいました。

普通の家庭でも、医学部受験が一浪、二浪、三浪と・・・そして九浪までとなると、長い真っ暗なトンネルのような日々であることは想像できます。
我が家では、明かりの見えない先を思い、私は、高三の娘に医学部以外の進路を勧めていました。
「そこに行って、何するの？」「私のしたいことじゃない」迷いのない娘から返事はいつも決まっていて一浪までなら・・・という条件にしていました。
娘は運よく、縁あって、現役で医学部に入学することが出来ましたが、医学部は他の学部と違って、面接試験もあるので結果が見えそうで見えない・・・なかなか厳しい・・・


この本の中では、長い浪人生活の後、主人公が看護学科に進んで大学で過ごした日々は、明るく、充実した日々だったようです。そんな日々が続いていたらなあ・・・と思わずにはいられませんでした。
私は、「学問(教育）は宝だから・・・」と思っています。この思いは変わりませんが
こどもの人生を左右するのは、生まれ持ったもの、その子の個性と育つ環境と改めて痛感しました。


すぐ近くでこんなことが・・・この本の内容は、とても身近でリアルに感じました。